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[過去のコラム]
2003/07/06written by Kazuo Tanabe

岐阜県・可児市の電子投票

 岐阜県・可児市で電子投票が行われた。しかし、ニューススクラップにもあるように、システム障害が起こり投票が出来ない状態になった。NikkeiBP Network Bizに原因がかかれていたが、「熱」によるものだったとか。MOの温度が50度を超えるとシステムが停止するようになっていたということだが、通常の室内などでも50度近くなることは十分考えられたはずだ。
 ましてや、MOなどの機器は高温になりやすいのでクーリング対策を行わなければならないはずだが、慌てて扇風機などで冷やしたりということを行った。投票所に設置されたサーバ29システムのうち、7システムも同じような症状でシステム障害が発生しているということだが、はっきりいってしまえば人災というか、ヒューマンエラーではないだろうか。
 しかも、投票した人数と電子投票システムで投票された数が1票違うということで、こちらも問題になっている。

 ディジタルデータはコピーも簡単にでき、改ざんしたとしてもそれが判断しにくく、さらには手書きの投票と違い、1票が消えたとしてもどこで消えたかが非常にわかりづらい。もちろん、悪意をもって改ざんしたとしてもそれが果たしてわかるのだろうか?と思うことがある。

 電子投票システムではディジタルデータでしか記録が残らないが、そこにアナログをプラスして間違いなくあとからでもその確認ができるシステムが必要なのではないかと思う。それは電子記録データと投票機で投票した際に、そのプリントアウト等で確認し、投票箱に入れるといったことで、万が一、システム障害が起こった場合には紙ベースでの集計もできるといったことを考えるべきなのではないかと思う。

 もちろん、予算などの問題などもあるだろうが、全てをディジタル化することのデメリットをどう解消するのか、また、投票箱は空っぽですよというのを電子投票でも行うが、それも不可視であるし、さらには本当に自分の投票した1票が、自分の意志で投票したデータになっているのかを確認する術を提供する必要があるのではないかと思う。

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